★フリースペースSAKIWAIの存続が決まりました。 2022.4.26
ご心配をおかけしましたが、会員の皆様と大家さんのご支援のおかげでフリースペースSAKIWAIの居場所の存続が決まりました。 ご協力本当にありがとうございました。m(__ __)m
フリースペースSAKIWAI・火曜日の女性の居場所と、ふきのとうの会の交流会は、4月以降も、フリースペースSAKIWAIで開催していますので、またいつでもご参加下さい。
※5月以降の予定のお知らせは、フリースペースSAKIWAIのHPをご覧ください。また、Twitter「フリースペースSAKIWAI/ふきのとう」でも、情報を発信しています。
女性の居場所と、ふきのとうの会以外に、※「パルコ・ミント」(発達障害自助会)、「えしぇる」、「ボードゲームの会」が不定期に開催されています。※別紙で紹介。
★フリースペースSAKIWAIを利用しませんか。
今、フリースペースSAKIWAIは、週1~2回利用されていますが、他の日は空いています。食器や調理器具はほぼ揃っているので、10人くらいの会食ができます。サークルの懇親会などに利用しませんか。また、本やマンガ、ゲームがいっぱいあるので、家族と離れて一人で過ごしたいときもご利用下さい。宿泊もできます。SAKIWAIのHPのカレンダーで空いてる日を確認して、大谷までお申し込み下さい。
大谷かおる ☎0742-48-8552 📱090-2017-7445
◎SAKIWAI利用料:1人1回500円(4時間以内、4時間以上1000円)
ふきのとうの会・SAKIWAI・支援会員以外の方:
1グループ2000円(4時間以内、4時間以上1000円)
宿泊代:大人1人1000円、小人1人500円
★フリースペースSAKIWI、ふきのとうの会のご支援・カンパのご協力お願いします。
引き続き、フリースペースSAKIWAIの居場所を存続していくためにカンパをお願いいたします。
◎SAKIWAI支援会員:1口5000円
振込先:南都銀行大宮支店 普通口座「2135677」 フリースペースSAKIWAI 大谷かおる
◎ふきのとうの会へのカンパの振込先
郵便振込「01050-9-18865」 ふきのとうの会
「ふきのとう」No.189 2021.2.26 ❝あとがき❞より
★ NHK・Eテレで、「五味太郎はいかが」という番組を見ました。私は、五味太郎さんの絵本や著書が好きで、以前にも、「大人は・が・の問題」という本を紹介したことがあります。番組の中で、五味さんは「小学校のときから、ずっと違和感とのたたかいだった。今の初等教育は子どもをだめにしてしまう。判断基準を失う。ものを考えなくさせる。臨戦態勢の人間を作る。違和感こそ個人、自分があって周りに対する違和感があって、それの調整なり距離感や理解が、その人の生き方だと思う」と、語っています。五味さんの子どもも学校に行くのをやめる選択をしています。
「ふきのとう」No.187 2020.6.26 ”あとがき”より
お待たせしていた「ふきのとう」「SAKIWAIだより」通信を5ヶ月ぶりに出すことができました。新型コロナウイルスの感染の広がりで緊急事態宣言が出され、その間、外出自粛や、イベントの中止、公の施設の閉鎖、当事者の会も休会になったりしました。5/22に予定していた通信の発行も、印刷を予定していた奈良市のボランティアセンターが閉館していたため、やむを得ず延期させていただきました。
今回、「ふきのとうの会」と「フリースペースSAKIWAI」の振込用紙を両方同封しています。どちらの会でもいいので、カンパのご協力お願いします。 ※フリースペースSAKIWAIの方は、印字間に合わなかったので、お手数ですが「00987-7-546」 フリースペースSAKIWAI ご記入お願いします。
火曜日の女性の居場所も、4月後半から休会したのですが、何とかオンラインでできないかと検討したところ、ちょうど、大谷が4月からガラ携からスマホデビューして、LINEを始めたばかりで、LINEのビデオ通話が比較的手軽にできることがわかりました。早速、火曜日のメンバーやスタッフを誘ってSAKIWAIのLINEグループを作り、4/28に皆で自宅からLINEグループビデオ通話をしました。初めての体験でちょっと緊張したけど、良かったですね。その後、火曜日の居場所は5月半ばから再開しましたが、大阪の方はLINEビデオ通話で参加していました。今、SAKIWAIのLINEグループは11人に、野山を歩こう会のLINEグループも起ち上げ、互いに会話したり次の企画の相談をしたりしています。親の会もオンライン茶話会や、LINE公式アカウントができないか、検討中です
SAKIWAIを利用しませんか。10人以下なら密になりません。感染予防の消毒スプレー・ハンドソープ・ペーパータオルを備えています! 会員のグループの集まりや、1人で静かに過ごすのに利用しませんか。調理器具や食器がほぼ揃っています。不登校・ひきこもり・発達障害・精神科医療の資料・本や、マンガが一杯あります。進路・相談支援機関の情報もあります。ゲーム機やソフトはいっぱいあるので、ゲームもできます。宿泊もできます。ご利用されたい方は 大谷までご連絡下さい。
「ふきのとう」 No.184 2019.9.27 ‟あとがき”より
8月の終わりから9月にかけて、NHKのEテレで「#8月31日の夜に」「うわさの保護者会-学校に行かない!~子どもたちの思い、~進路はどうする?」などが特集され、不登校の子どもたちや体験者の若い人たちの、気持ちや体験を聞くことができました。いっぱい心の残る言葉がありましたが、その中で、不登校体験者で現在デザイナーのななこさんの言葉が特に印象に残りました。ななこさんは「不登校になって、親は認めてくれたけど、自分自身は学校に行かないとだめだという社会の価値観を内面化していて、なかなか自己肯定できなかった。19才のとき、シューレ大学で自分の過去を振り返り、自分の言葉を書きだし、図式化してみた。そしてわかったのは、不登校は生きる選択だった、死にたいという気持ちも生きたいという気持ちからだったとわかった。一緒に自分を探究する手伝いをしてくれたスタッフから、ななこちゃんは生きてることで原罪を背負っている感じではないか、あなたは存在しているだけで祝福されているんだよと言われて涙が出た。もっと自分を許していいと感じた。」と話していました。
今、子どもたちは、身体障害、知的障害、発達障害だけではなく、子ども5人に1人と言われているHSC(ひといちばい敏感な子)、ギフテッド(先天的に特に優れた才能を持つ子、得意・苦手の凸凹が大きかったりして発達障害に含まれる場合がある)など、様々な特性を持つ子どもたちがいることがわかってきています。でも、今の学校では、いじめがおきたり、行きづらくなって不登校になったり、特別支援学校や支援学級など学ぶ場を分けられたりします。バリアフリーと言いながら、子どもたちが学び育つ、一番基本的な学校がバリアフリーになっていないように感じます。また、外国人労働者の増加にともない、外国にルーツを持つ子どもも増えています。中学生の30人に1人が不登校、10人に1人が隠れ不登校と言われています。中川翔子さんの「死ぬんじゃねーぞ‼」の著書の中で、今の学校でのいじめの実態が書かれています。なぜ、今の学校で子どもたちがストレスをいっぱい抱えて、いじめがこれほどまでにいっぱいあるのか。これは、いじめ対策とか、いじめはいけないの呼びかけだけでは、減らすことはできないと思います。学校での学びの在り方を根本的に変えるべきだと思います。どんな子も、障害や特性を持つ子も、外国にルーツを持つ子も、共に育ち学び合う場に学校が変わるべきだと思います。オランダやフィンランドの学校の様子をテレビで見たことがあるのですが、一斉授業ではなく、個々の子どものペースにあった勉強をしていました。子どものときから、様々な多様な友達と関わり、自分で考える力を持つことで、社会に出てからも他者を思いやり助け合う関りができるのではないでしょうか。
「ふきのとう」 No.183 2019.7.26 ‟あとがき”より
長い夏休みが始まりました。不登校している子も、つらい気持ちを抱えながら何とか学校に行っていた子も、ほっとしているかもしれません。少しでも気持ちが休まるように、子どもが過ごしたいように過ごさせてあげたいですね。親も学校のこと忘れて親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。夏休み明けが近づくと、9月から学校に行けるだろうか、親はハラハラしながら子どもを見守り、声をかけてしまうこともあります。でも、子どもは親が何も言わなくてもそのオーラを感じ、夏休みの終わりが近づくにつれ、元気がなくなったり、親の気持ちをくんで9月から学校に行くよと言ったりします。親の登校への期待が子どもを追い詰めてしまうこともあります。元気がなくなったり、辛そうだったら、学校に無理して行かなくてもいいよと声をかけてみてください。大切な我が子の命を守るために。
「ふきのとう」No.181 2019.3.22 ❝あとがき❞ より
相変わらず、小学生や中学生の子の痛ましいいじめ自殺のニュースが絶えません。昨年、学校から逃げてもいいよ、学校以外の居場所、多様な学びの場があるよと、メッセージがいっぱい発信されたのに、子どもたちの自殺は減りません。10代・20代の死因の一位は自殺です。働いている親にとって、家で見守ることが難しく、子どもが学び育つ場が公立の学校しか選べないと、子どもも親も辛い状況に追い込まれがちです。学校が競争的で管理的な状況のまま変わらないなら、いじめや学校が辛い子はなくなりません。学校以外に多様な学びの場も必要だけど、学校そのものが様々な多様な子どもたちが学び育つことができる場に変わって ほしいと思います。
「ふきのとう」No.175 2018.3.23 より
ふきのとうの会 & フリースペースSAKIWAI 共催
★2月11日(日)「子ども・若者の生きづらさと支援の輪」学習会の報告と感想
「ひきこもりの子どもと家族のライフプランを考える」 講師:山口まゆみさん
2月11日、フリースペースSAKIWAIで、あかるいみらい準備室代表の山口まゆみさんを講師にお招きして、ひきこもりの子どもと家族のマネープランやライフプラン、支援制度などをお話していただきました。山口さんは、まず家族の資産(貯金・不動産・ローン)を書き出し、一覧表にする、次に家族の年間の収入・支出(臨時の支出も含めて)を書き出し、キャッシュフロー表を作成してみる(ネットでキャッシュフロー表をダウンロードできます)、これから家の家計がどうなっていくか確認する、その上で無駄な支出の見直し、収入を増やす方法を考える、親亡き後に備えた対策などを話されました。障害年金の請求、年金の免除、就労支援機関の利用、エンディングノートの作成、役所・銀行の手続きや自炊や買い物ができるようにしておく、相談窓口の確保など、ひきこもりと家族を支える対策や支援方法を、幅広く2時間たっぷりお話していただきました。
※当日配布した資料が若干残っています。また、あかるいみらい準備室のリーフレットもあります。ご希望の方は大谷までご連絡下さい。あかるいみらい準備室のHPはネットで見られます。2/11の学習会の様子もHPで紹介して下さいました。
「先日はフリースペースSAKIWAI様にて、ライフプランについてのお話をさせていただく機会を下さりありがとうございました。皆様、お子様の年齢も状況も違うというので、 内心心配しておりましたが、聞けて良かったというお声をいただき、ほっとしております。(後略)」 あかるいみらい準備室 山口まゆみさんのお手紙より
★学習会アンケートより
(これからのことが不安でしたが、とりあえず、マネープラン、ライフプランを考えて、現状を把握することからやってみようと思います。)
(子どもの年齢と親の関係が、だんだん難しくなって、シビアな話がしにくくなってきております。)
(今日の学習会、すごく勉強になりました。相談する所があると安心。少し安心できた。家族で逃げていた問題話し合います。心身障害者扶養保険共済制度のこと、すぐに聞きにいきます。もっとある色々な制度を知りたい。)
(子どもが正社員で働いていないので、将来の生活について心配していましたが、ライフプラン&マネープランのことについて、聞いて安心しました。このことを機に親子で話し合いたいと思います)
(たくさん知らないことを教えてくださって、本当にありがとうございました。ネットでも調べてみようと思います。それでもわからない場合はお話伺いに行きます)
(よかったです。毎日、子どもの将来に不安をいだいています。相談の場ができたようで、少し安心して帰れる気持ちです。)
(家族と本人のライフプラン《マネープラン》を見直すことは、とても大事だと思いました。つい、日々不安の中にいると、不安々のかたまりになって動けなくなっている場合があります。具体的に明らかにすることで、日々の不安が問題点となり、解決手段が見つかると思いました。)
(知らなかった制度を色々教えていただけて、とても役にたちました。将来不安に思っていた事柄をいろいろと知ることができたので、今日知りえた内容も含めて、早くエンディングノートにまとめておきたいと思います。)
(具体的に何をマネープランしていけばよいのかわかって、大変参考になりました。買い物や銀行など、本人と一緒に出られる状況ではないので、どうすればよいのか考えさせられた。)
(中身の濃い内容でした。大変勉強になりました。身近な方にお伝えできるよう、機会がありましたら、今後も教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。)
(ライフプランについては、何度か聞いていますし、よくわかりました。専門的な話が聞けて、良かったです。)
「ふきのとう」No.173 2017.11.24 あとがき(大谷)より
神奈川県の座間市で起きた9人の殺害事件はあまりにも痛ましい事件です。SNS上で、「#死にたい」とつぶやいた少女・女性たちが、犯人の男におびき寄せられ、わずか2ヶ月の間に9人(友人の男性も含めて)も殺害されました。少女・女性たちは、本当に死にたかったのではなく、死にたいほどつらい、話を聞いて欲しかっただけなのに…本当に痛ましく切ないです。NHKのEテレの「#8月31日の夜に」の続編(10/12放映)で、まだまだ たくさんの子どもたちが、学校がつらい、生きるのがつらい、死にたいとtwitterで番組に投稿しているのを見ました。その矢先の事件でした。若い頃は、誰でも一度ならず生きる空しさやつらさを感じて、死にたいと思うことがあります。私もそういう時期がありました。その頃は電話もネットもなく、ただただ日記に自分の思いを書いていました。そして、下宿にこもって大学を数日休んでいたときに心配して見にきてくれた友人、便りをいつもしてくれた父親の存在があったりして、救われました。今思えば、なぜあんなに死を思いつめたのかわかりません。孤独感だったのか、うつ気味だったのか、今は青春の貴重な体験になっています。生きていれば、きっと良いことがあるよと伝えても、悩んでる最中の子には伝わらないかもしれません。
子どもが死にたいという気持ちを、親になかなか話せるものではないと思います。でも、あなたのこと心配している、見守っているよ、何かあったらいつでも話してねと、そういう 言葉かけや気持ちで関わるだけでも、子どもは救われると思います。
「ふきのとう」No.172 2017.9.22 あとがき(大谷)より
8月の終わり、「9月1日に死なないで」というキャンペーンが新聞やテレビ、ネットに一斉に流れました。「死ぬほど学校に行くのがつらいなら休んでいいよ、誰かに相談して、逃げてもいいよ、〇〇があるよ…」など、メッセージが流れました。それでも、9月1日の前後に全国で何人かの子どもの自殺のニュースが伝えられました。当事者の子どもには届いていないのでしょうか。NHKの生きるためのTV、「#8月31日の夜に」の特集を見ていて、死にたいと思っている10代の子どもの声を聞くと、学校が子どもにとってすべてになってしまって、行けなくなったら人生が終わりだと感じ、頑張れない自分が申し訳ない、だめだと思ってしまっています。皆、とても真面目で一生懸命生きています。そういえば、我が子がいじめで自殺された親御さんが、いじめられていることを知らなかった、なぜ相談してくれなかっただろうと涙を流して話すのをテレビで見ます。でも、死にたいと思っている子は、親にも言えない状況だと思います。ネットで、そういうとき、子どもの様子で、「宿題が手につかない」「体調不良を訴える」「学校に行きたがらない」などのサインが見られたら、周りの大人が気づいて休ませることも必要だと書かれていました。番組の最後で栗原類さんが、子どもの味方になって、相談にのってくれる人がいたから救われたと話していました。
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